参詣(読み)さんけい

精選版 日本国語大辞典 「参詣」の意味・読み・例文・類語

さん‐けい【参詣】

〘名〙
貴人のところを訪れること。〔晉書‐王嘉伝〕
神社や寺にお参りすること。ものもうで。
※内閣文庫所蔵文書‐長徳四年(998)一一月五日・筑前国観世音寺牒案「参詣彼寺仏之処、堅固道心忽然発起、為鎮国利生

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デジタル大辞泉 「参詣」の意味・読み・例文・類語

さん‐けい【参詣】

[名](スル)神社や寺にお参りすること。おまいり。「氏神様に参詣する」「参詣人」
[類語]お参り礼参り代参参拝参る

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普及版 字通 「参詣」の読み・字形・画数・意味

【参詣】さんけい

集まりいたる。〔晋書芸術、王嘉伝〕五らはず、~崖を鑿(うが)ちて居す。~乃ち倒獸山にる。~侯已下、咸(ことごと)く躬(みづか)らきて參詣す。好の士、之れを師宗せざる無し。

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世界大百科事典(旧版)内の参詣の言及

【観光】より


[概念]
 日本で観光という言葉の意味がどのようにとらえられているかを明らかにした調査(1979。総理府)によれば,観光とは,自然景観や名所・旧跡を〈鑑賞・見物〉したり,神社・仏閣に〈参詣〉することと理解されているようである。研究調査や統計のための観光の概念では,例えば〈休養〉や〈スポーツ〉を目的とする旅行も,観光に含めることが多い。…

【神道】より

…式内社に対しては,神祇官から奉幣することが定められていたが,平安時代のはじめに,遠隔地の神社には国司が代わって奉幣を行うようになったので,国司奉幣の神社は,神祇官奉幣の神社を官幣社と呼ぶのに対して,国幣社というようになった。 国司は任国に着くと,まず国内の主要な神社に参詣し,その後政務を執るように定められているが,その参拝の順序が固定して一宮(いちのみや),二宮,三宮の呼称がおこり,それが国内の神社の序列をあらわすことになった。さらに平安時代の末になると,国内の数々の神社を一社に統合して奉幣を簡略にすることもはじまり,そうした神社を総社(そうじや)と呼んだ。…

※「参詣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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