三兵戦術(読み)さんぺいせんじゅつ(その他表記)linear tactics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三兵戦術」の意味・わかりやすい解説

三兵戦術
さんぺいせんじゅつ
linear tactics

スウェーデン王グスタフ2世が 17世紀初めに考案した槍兵,銃兵騎兵による革新的戦術。それまでは白兵戦闘で敵を撃破するために,15~20列の大縦隊の槍兵と銃兵から成る重厚な正方形に近い密集隊形で進んでいた。スペイン軍が得意としたので「スペインの方陣」と呼ばれた。グスタフ2世は,槍兵を中心に,その両側に銃兵,さらにその両翼に騎兵をおく薄い横隊隊形に変え,火器の威力を十分に活用して,各所で旧戦術をとる敵を破った。これは近代歩兵戦術の始りである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む