三十坪村(読み)みそつむら

日本歴史地名大系 「三十坪村」の解説

三十坪村
みそつむら

[現在地名]日野町三十坪

中山なかやま村の東北にあり、北部を御代参ごだいさん街道が通る。南西部で日野川と支流出雲いずも川が合流する平野部にあたり、集落は三十坪上みそつかみ・三十坪下に分れている。三十坪上は通称野辺のべ三十坪みそつともよばれるが、古くは野辺村と称し、その一部に双六すごろく村があった(輿地志略)。地名は古代条里の七条二里三十坪にあたることに由来する。天文三年(一五三四)頃蒲生定秀が日野町の町割を行った際、双六村の塗師たちが移住、双六町が成立したと伝える(日野町志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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