三十坪村(読み)みそつむら

日本歴史地名大系 「三十坪村」の解説

三十坪村
みそつむら

[現在地名]日野町三十坪

中山なかやま村の東北にあり、北部を御代参ごだいさん街道が通る。南西部で日野川と支流出雲いずも川が合流する平野部にあたり、集落は三十坪上みそつかみ・三十坪下に分れている。三十坪上は通称野辺のべ三十坪みそつともよばれるが、古くは野辺村と称し、その一部に双六すごろく村があった(輿地志略)。地名は古代条里の七条二里三十坪にあたることに由来する。天文三年(一五三四)頃蒲生定秀が日野町の町割を行った際、双六村の塗師たちが移住、双六町が成立したと伝える(日野町志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android