清徳寺(読み)せいとくじ

日本歴史地名大系 「清徳寺」の解説

清徳寺
せいとくじ

[現在地名]品川区北品川三丁目

品川神社の南にあり、南に接して東海とうかい寺がある。福聚山と号し、本尊聖観音。南品川にある海晏かいあん寺と並ぶ鎌倉府直轄の建長寺系禅宗寺院(現臨済宗建長寺派)で、元徳二年(一三三〇)に創建されたと伝える。天文二〇年(一五五一)清徳寺の再興に際して住持梅江から依頼された早雲そううん(現神奈川県箱根町)三世松裔宗が書いた縁起である「福聚山清徳禅寺再興記」によれば、清徳寺は建長寺雲外庵の末寺で枢翁妙環草創の霊場とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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