新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三升家紋右衛門」の解説
三升家 紋右衛門
ミマスヤ モンエモン
- 職業
- 落語家
- 本名
- 溝口 利三郎
- 別名
- 前名=林家 正太郎,桂 小団治(2代目),三友亭 紋弥,舞踊家名=若柳 吉弁
- 生年月日
- 明治13年 7月1日
- 出生地
- 大阪
- 経歴
- 大阪南区清水町の紋屋の息子。素人落語で滝の家鯉昇を名乗っていたが、5代目林家正三の門人となり正太郎を名乗る。明治34年2代目桂文団治門に転じ2代目小団治となる。37年に文団治が浪花三友派を離れ別派を起こした時それに参加せず、名前を返して三友亭(後に三升)紋弥と改名。39年上京、柳派に属して電気踊りなどで人気を博した。大正3年帰阪後、桂太郎が名づけ親となり、三升家紋右衛門と改める。12年2月落語家を引退。引退興行は吉本と三友花月合同会の後援で、大阪・東京・名古屋などで盛大に行われた。引退後は舞踊家若柳吉弁を名乗って振付師に転向した。レコードに「滑稽泥枕」「いかけ松」がある。
- 没年月日
- 昭和7年 6月17日 (1932年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報