名づけ親(読み)なづけおや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「名づけ親」の意味・わかりやすい解説

名づけ親
なづけおや

生児に名前をつけることによって結ばれる仮の親。ナオヤとかナゾイオヤともいう。現在では実の親が命名する場合が多いが,以前は産婆が取上げ親として名づけ親を兼ねた場合もあり,親類,子福者,村の有力者などを名づけ親に頼む風習もあった。名づけ親と生児とは一生の間儀礼的な親子の関係をもち,祝儀,不祝儀,労働の手助けなど親子の義理を尽した。特に病弱の子とか,親の厄年の子など,子の成長が危ぶまれるようなときには,拾い親や養い親などの仮親を立てて,その人に名づけ親を兼ねてもらう場合もある (→取子 ) 。

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