三原新田村(読み)みはらしんでんむら

日本歴史地名大系 「三原新田村」の解説

三原新田村
みはらしんでんむら

[現在地名]横手市睦成むつなり字三原

南は関根せきね村で、北東を横手川が流れる。享保一八年(一七三三)の横手給人吉沢助左エ門の「口上(吉沢文書)によれば、同人の曾祖父主税が延宝二年(一六七四)関根村・杉野目村・上境村三ヵ村分の畑返りならびに川目通野場の注進開を許された。祖父惣四郎の代の元禄六年(一六九三)に、平均竿ならしさお(検地)が行われて三原新田村となり、免五ツ三歩、村高一九〇石余となった。同年の平鹿郡関根之内三原村開打直御検地帳に、田畑屋敷合が二三町二段余、その高一九八石余。そのうち、吉沢氏が自力で開いた注進高が一四七石余、藩費新開高一四石余と差紙なしで開いた分一五石余は蔵入地、本畑高を村々へ田地で渡す分が二〇石余、さらに注進高のうち九八石余は蔵入分とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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