中川原(読み)なかかわら

日本歴史地名大系 「中川原」の解説

中川原
なかかわら

[現在地名]伊勢市宮川みやがわ一―二丁目

中島なかじま町の北にある。地名宮川本流支流に囲まれた川原であったことに由来するという。度会わたらい高向たかぶく(現御薗村)の枝郷で、高向村は上中之郷かみなかのごう町の榎倉家の所領であったので、当地も榎倉家に支配された(宇治山田市史)。伊勢参宮街道を小俣おばた(現度会郡小俣町)からさくらの渡(下の渡)で宮川を渡ると当地である。


中川原
なかがわら

[現在地名]能代市中川原

能代町の東端、米代川河畔の湿地帯。洪水の被害をしばしば受けた地域であるが、明治一九年(一八八六)野口伊次郎ら二六名が官有地一六町歩の拝借願を提出して不許可となったが、同二〇年野口ら六六名が官有地五六町歩余の払下願を提出した。別に同年末、山本郡長が中川原四一町歩余を町立渟城学校の資本にするため、同校に払い下げるように出願する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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