三宅呉暁(読み)ミヤケ ゴギョウ

20世紀日本人名事典 「三宅呉暁」の解説

三宅 呉暁
ミヤケ ゴギョウ

明治・大正期の日本画家



生年
元治1年3月1日(1864年)

没年
大正8(1919)年

出生地
京都

本名
三宅 清三郎

経歴
森川曽文に師事して四条派を学ぶ。明治19年京都青年絵画研究会で3等となり、24年青年作家懇親倶楽部の結成に参加、同年同会主催の京都私立日本青年絵画共進会で2等。また内国勧業博では、25年褒状、28年妙技3等、36年褒状を受賞するなど活躍。29年後素協会結成に際して委員となり、30年同会主催の第1回全国絵画共進会、32年第2回でともに4等を受賞。この他、日本青年絵画協会、日本絵画協会、日本美術協会、新古美術品展などで受賞を重ねた。文展にも出品し、43年「園の花」で褒状となる。また京都美術学校で約10年ほど教えた。四条派の伝統を継ぐ写生的な花鳥を得意とした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三宅呉暁」の解説

三宅呉暁 みやけ-ごぎょう

1864-1919 明治-大正時代の日本画家。
元治(げんじ)元年3月1日生まれ。四条派の森川曾文(そぶん)にまなぶ。内国勧業博覧会,文展などで受賞。京都市美術工芸学校でおしえた。大正8年8月26日死去。56歳。京都出身。名は守広。通称は清三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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