元治(読み)ゲンジ

  • げんじ ゲンヂ
  • げんじ〔ゲンヂ〕

大辞林 第三版の解説

年号(1864.2.20~1865.4.7)。文久の後、慶応の前。孝明天皇の代。

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日本の元号がわかる事典の解説

日本の元号(年号)。江戸時の1864年から1865年まで、孝明(こうめい)天皇の代の元号。前元号は文久(ぶんきゅう)。次元号は慶応(けいおう)。1864年(文久4)2月20日改元。1864年は甲子(かっし)の年にあたり、甲子は徳を備えた人に天命が下される革令(かくれい)の年で変乱が多いとされることから、先例にならい、甲子革令を防ぐ目的で改元が行われた。『周易(しゅうえき)』『易経(えききょう)』『三国志』を出典とする命名。元治年間の江戸幕府の将軍は徳川家茂(いえもち)(14代)。この改元は、家茂が上洛した際に行われた。朝廷は幕府に対して「令徳(れいとく)」を提案したが、一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)(後の徳川慶喜)が反対、代案の「元治」を幕府が了承し採用された。この頃の日本は、開国派と尊王攘夷(そんのうじょうい)派が激しく対立した大きな混乱の中にあり、1864年(元治1)3月には水戸天狗党(てんぐとう)が挙兵し、6月には池田屋事件、7月には禁門の変(蛤御門(はまぐりごもん)の変)、8月には下関戦争(英仏蘭米の4国連合艦隊による下関砲撃事件)が起こっている。

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精選版 日本国語大辞典の解説

江戸末期、孝明天皇の代の年号。文久四年(一八六四)二月二〇日、甲子革令説に基づいて改元。出典は「易経‐乾卦」の「乾元用九天下治也」。元治二年(一八六五)四月、慶応と改元。

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