三島型船(読み)さんとうがたせん(その他表記)three islander; three island vessel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三島型船」の意味・わかりやすい解説

三島型船
さんとうがたせん
three islander; three island vessel

甲板上に3個の山をもつ船型三島船三楼型船ともいう。船楼 (甲板上の構造物) が,船首船尾中央の3部分にあって,航海中,甲板が波で洗われ,水面上に3個の島が浮んでいるようにみえるので,この名がついた。貨物船の標準船型。

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世界大百科事典(旧版)内の三島型船の言及

【甲板】より

…一般商船で上甲板上に船楼が存在する場合には船楼甲板が設けられ,船首楼の甲板を船首楼甲板,船尾楼の甲板を船尾楼甲板と呼ぶ。これら船楼は船体の側面形状に特徴を与え,船楼がない場合を平(ひら)甲板船,船首楼のみの場合を船首楼付平甲板船,両方が存在する場合を凹甲板船またはウェル甲板船,船首尾以外に船体中央部付近にも船楼をもつものを三島型船と呼んでいる。上甲板上あるいは船楼甲板上には甲板室のために複数の甲板が設けられるが,このうち最上層の操舵室のある甲板を航海船橋甲板,その屋根をコンパス甲板という。…

※「三島型船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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