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船型 せんけいtype of ship

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

船型
せんけい
type of ship

船体の形状のこと。船の形は積載能力と速力が十分生かされるよう設計される。どのような船型が最も経済的で,すぐれているかを研究するのが船型学である。

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百科事典マイペディアの解説

船型【せんけい】

船の水面下の形状。船が航行するときに受ける抵抗の大半は水との作用によるものであり,そのため船の性能を決定する上で船型は重要な要素となる。船体が水から受ける抵抗は,水の粘性による粘性抵抗と波を生じさせることによる造波抵抗に大別され,高速になるほど全抵抗に占める後者の割合が大きくなる。
→関連項目造船

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世界大百科事典 第2版の解説

せんけい【船型 hull form】

広義には船の概形のことをいうが,ふつう単に船型といえば船の流体力学的性能を決定する水面下の船体形状を指す。
【船の概形】
 船の概形は船体の保持形式によって変わってくるが,大きくは排水量型,半潜水型,潜水型,滑走型,水中翼型,ACV型に分類される。排水量型は船体の一部は水面下,他が水面上にあるもので,ごく通常の船の型式であり,ほとんどの船はこの部類に属する。双胴船もこの変形といえ,自動車などの容積に比べて軽い貨物を積載する場合や,消防艇など大きな横復原力を要求される船に採用される船型であるが,耐航性に問題があり,外洋ではあまり使われない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

船型
せんけい

(1)船の立体的形状。おもに運航時の水の抵抗との関係についていう。(2)一般的には船の喫水線より上の側面の形状。船の最上層の全通甲板を上甲板という。その上の構造物で左右の船側まで達するものを船楼(船橋楼)、達しないものを甲板室とよぶ。上甲板に船楼があるかないか、またどの位置に設けられるかによって船型の呼称が分かれる
 上甲板上に船楼がない平(ひら)甲板船は、波の打ち込みが少ない大型船などで採用されている。平甲板船の船首部に船楼がある船首楼付平甲板船は、一般貨物船や専用船に多くみられる。また、船首楼と船尾楼を設けた船首尾楼付平甲板船または凹甲板船は大型タンカーや大型鉱石船などに多い。船首・船尾のほか中央にも船楼のある船型は、三つの島のようにみえるので三島(さんとう)船とよばれる。第二次世界大戦前の貨物船はほとんどこの三島船型だったが、最近の新造船にはみられなくなった。上甲板上には船楼のほかに甲板室、機関室開口、マスト、荷役設備などの構造物があるが、これらによって外見が変わっても船型の名称には関係がない。船の水面下の形状は用途や速力などで変わり、やせ型船とか大型肥大船などと特徴にしたがってよばれることもあるが、船側形状ほど一定した呼び方はない。[森田知治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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