三木宗策(読み)みき そうさく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三木宗策」の解説

三木宗策 みき-そうさく

1891-1945 大正-昭和時代前期の彫刻家
明治24年12月22日生まれ。山本瑞雲(ずいうん)に木彫をまなぶ。大正14年「不動」で帝展特選,のち無鑑査,審査員となった。昭和15年正統木彫家協会を結成作品に広島県生口島の耕三寺七観音など。昭和20年11月28日死去。55歳。福島県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三木宗策の言及

【明治・大正時代美術】より

…また1919年には二科会が,晩年のロダンの助手をつとめた藤川勇造を迎えて彫刻部を創設し,これに渡辺義知らが加わり,海外からもザツキン,アルキペンコらの出品が見られた。 木彫では,官設展に沢田晴広(政広)(せいこう)(1894‐1988),三木宗策(1891‐1945),長谷川栄策(1890‐1944)らの新人が台頭し,院展では佐藤朝山に師事した橋本平八(1897‐1935)と平櫛田中が傑出している。岡倉天心の伝統的木彫復興の精神をくんだ平櫛田中は,《転生》(1920)のように天平や鎌倉の仏像彫刻を消化した傑作をつくった。…

※「三木宗策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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