三本立(読み)さんぼんだて

精選版 日本国語大辞典 「三本立」の意味・読み・例文・類語

さんぼん‐だて【三本立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祝膳の時、第三の膳に三種の菜をつけること。また、飯を三様に盛って出すこと。
    1. [初出の実例]「ただの祝言の時、りゃくぎに少する也。二本立、三本立といふも、飯を二様にまいらするを云也。〈略〉三本立は、ひめの飯に計御手をかくるなり」(出典:京極大草紙(室町後)食物之式法之事)
  3. 映画などの興行で、三種類の出しものを同じ興行の時に行なうこと。
    1. [初出の実例]「三本立で時間制限のためだらうが、ズタズタにカット」(出典:古川ロッパ日記‐昭和一三年(1938)七月三〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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