三浦明次(読み)みうら あきつぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三浦明次」の解説

三浦明次 みうら-あきつぐ

1726-1798* 江戸時代中期の大名
享保(きょうほう)11年3月2日生まれ。三浦明喬(あきたか)の3男。叔父(おじ)三浦義理(よしさと)の養子となり,宝暦6年三河(愛知県)西尾藩主三浦家2代。明和元年美作(みまさか)(岡山県)勝山藩主三浦家初代となる。2万3000石。書をよくし,太冲と号した。名はのち其次(ことつぐ)。寛政9年12月5日死去。72歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三浦明次の言及

【三浦氏】より

…(1)相模国三浦出身の中世武家。桓武平氏。良茂流とも良文流ともいう。代々清和源氏に属して繁栄し,平安末期義明(よしあき)のとき初めて〈三浦大介(みうらのおおすけ)〉を称した。以後三浦氏の嫡流は代々〈三浦大介〉を称した。大介の呼称は相模介に由来するとする説もあるが定かではない。平安後期より三浦氏は房総半島に対峙する三浦半島を本拠に一帯の海上を支配圏内におさえ,相模では最強ともいえる雄族であった。1180年(治承4)源頼朝の伊豆挙兵も,三浦氏の荷担があって初めて実現しえた。…

※「三浦明次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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