三碓村(読み)みつがらすむら

日本歴史地名大系 「三碓村」の解説

三碓村
みつがらすむら

[現在地名]奈良市三碓町、および百楽園ひやくらくえん二―四丁目・富雄北とみおきた一―三丁目の各一部など

富雄川東部、二名にみよう村南方にある。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「三唐臼」と記し、「二条宴乗記」永禄一三年(一五七〇)五月二五日条に「不退寺衆来也、西野にてミツカラウスノ者をコロス」とある。ミツカラウスは水碓か。「大和志」の平群へぐり郡「製造」の部に「油、以水碓、製之竜田及椿井村」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android