三篠川(読み)みささがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三篠川」の意味・わかりやすい解説

三篠川
みささがわ

広島県西部を流れる太田(おおた)川の支流三田川(みたがわ)ともいう。東広島(ひがしひろしま)市北部に発し、安芸高田(あきたかた)市向原(むかいはら)町から南西に向かい、広島市安佐北(あさきた)区高陽(こうよう)町で太田川に合流する。延長45キロメートル。JR芸備(げいび)線向原駅付近で可愛(えの)川の支流戸島(とじま)川上流河川争奪している。広島藩政時代には広島城下から高大地(たかおおち)(向原町)まで川舟が通じていた。

[北川建次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三篠川の言及

【向原[町]】より

…人口5112(1995)。町域の大部分が山地で,中央部を瀬戸内海に注ぐ太田川の支流三篠(みささ)川が西流し,北部には日本海に注ぐ江の川の支流戸島川が北流,山陽と山陰の分水嶺をなしている。町域南部は平安時代末期には厳島神社領とされており,中世には一帯に毛利氏の勢力が及び,古吹(こぶき)ヶ城(有富氏),日下津(ひげつ)城(坂氏)など毛利氏一族の城もあった。…

※「三篠川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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