三脈(読み)さんみゃく

精選版 日本国語大辞典 「三脈」の意味・読み・例文・類語

さん‐みゃく【三脈】

  1. 〘 名詞 〙 左右の頸(けい)動脈右手の脈との三か所の脈搏(みゃくはく)を同時に調べて、その脈搏の整、不整によって吉凶を判断する占法
    1. [初出の実例]「右の手の三脈が三さがり、二あがりにぴんぴんしたる見立也と」(出典:浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三脈の言及

【血脈】より

…禅宗,浄土宗,日蓮宗などでも重視する。禅宗では,初祖達磨のものという《血脈論》があり,血脈,嗣書,大事を三脈とよぶことがある。また,最澄に《内証仏法相承血脈譜》,道元に《血脈図》があり,浄土真宗に《血脈文集》がある。…

※「三脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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