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三輪身 さんりんしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三輪身
さんりんしん

それぞれのが,教化すべき衆生の資質に対応して現す基本的な3種の姿。主として密教で説かれる。 (1) 本来の仏そのものである自性輪身,(2) 菩薩の身を現して正法を護持せしめる姿である正法輪身,(3) 菩薩のようなやさしく穏やかな姿では教化しがたい,猛悪で,自我の強い衆生に対して現す教令輪身の3種。なお三輪身の「輪」 cakraとは,本来古代インドの強力な武器で,人間の迷いや執着を打砕くことをこの武器にたとえたものであるとの解釈もあるが,この場合はグループというくらいの意味であろう。つまり衆生教化のために仏が現じる3種類の化身のグループである。

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