上三ッ木村
かみみつぎむら
[現在地名]岡崎市上三ッ木町
矢作川と占部川(用水)とに挟まれた沖積平野の中間に位置する。三ッ木五ヵ村といわれて上三ッ木・下三ッ木・上福桶・下福桶・安藤村の五ヵ村は三ッ木の分村という。また「慶安四年領主水野監物忠善、三ツ木を分ちて上三ツ木、下三ツ木の二村となす」(碧海郡誌)とあり、慶安四年(一六五一)に上下二ヵ村に分れた。しかし、寛文六年(一六六六)に上・下両三ッ木村が一時合併し、七年後に再び分れたという(岡崎市史)。かつてこの地が貢租の収集地であったところから貢村といわれ、これが転じて三ッ木の村名になったという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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