上人壇廃寺跡(読み)しょうにんだんはいじあと

国指定史跡ガイド 「上人壇廃寺跡」の解説

しょうにんだんはいじあと【上人壇廃寺跡】


福島県須賀川市上人壇・岩瀬森にある寺院跡。JR東北本線須賀川駅の北に位置する。1961年(昭和36)、東北本線の複線電化工事にともなう発掘調査以降、数度の調査が行われ、中門、金堂、講堂跡と見られる南北に連なる建物遺構とそれを囲む二重の溝、六角瓦塔(がとう)の破片など、奈良から平安時代にかけての貴重な遺構・遣物が発見された。『続日本紀(しょくにほんぎ)』に記述のある718年(養老2)の石背国(いわせのくに)設置と深く関わる遺跡であろうと考えられている。1968年(昭和43)に国指定史跡となり、2000年(平成12)に追加指定があった。JR東北本線須賀川駅から徒歩約10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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