上十町村(読み)かみじつちようむら

日本歴史地名大系 「上十町村」の解説

上十町村
かみじつちようむら

[現在地名]三加和町上十町

十町川の最上流域に位置し、北の南郷なんごう山、東南迫山さこのやま、南の髭次郎ひげじろう山など標高三〇〇メートル前後の山並に囲まれる。東は芋生いもう(現鹿本郡鹿北町)、北は筑後国、西は山十町村、南は中十町村と接する。元禄国絵図に「山十町村之内上十町村」とあり、もとは山十町村に含まれた。なお字猿懸さるかけは慶長一三年(一六〇八)検地帳に「山拾町之内猿懸村」とある。近世は南関手永に属し、文政五年(一八二二)の同手永略手鑑によると田一五町四反一畝余・畑一六町余、竈数五〇五・人数二五九、馬三九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android