上大内村(読み)かみおおちむら

日本歴史地名大系 「上大内村」の解説

上大内村
かみおおちむら

[現在地名]福知山市字上大内

福知山城下から西北方にあたり、まき川の支流大内川の谷にある。丹後に向かう由良川沿いの道がなかった時代には、当地を通って丹後加悦谷かやだに(現与謝郡)に至ったと考えられている。

初めは大内村一村で、二村に分れたのは江戸後期らしく、文化五年(一八〇八)の丹波国天田郡村々高付帳(芦田実家蔵)では上大内村は上総国飯野藩領で高二〇八・八二五石、うち二八・二九七石が無地高とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android