日本歴史地名大系 「上大門町・下大門町」の解説 上大門町・下大門町かみだいもんちよう・しもだいもんちよう 滋賀県:大津市大津町上大門町・下大門町[現在地名]大津市大門通(だいもんどおり)下北国(しもほつこく)町の北にあり、北国海道より園城(おんじよう)寺北門に至る道に営まれた両側町。寛保二年町絵図では西側より上大門町・下大門町と連なる。「輿地志略」に大門町とあり、三井(みい)寺大門の前にある町という。享徳二年(一四五三)の成立という大津町古絵図(新修大津市史)には、園城寺東方に「大門町」と記される。天保の株仲間解散令に伴い下大門町の近江屋常次郎らは活発に米商売を行ったらしく、天保一五年(一八四四)米方取締役の銭屋彦兵衛らから、届出もなく米商売をしているとして取締注意を受けている(大津御用米会所要用帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by