上小国村(読み)かみおぐにむら

日本歴史地名大系 「上小国村」の解説

上小国村
かみおぐにむら

[現在地名]霊山町上小国

天井てんじよう(五三二・二メートル)を源として北流する上小国川に沿い、北は下小国村、東は上糠田かみぬかだ(現月舘町)、西は大波おおなみ(現福島市)。周囲を山が取囲み、三保さんぽ川・大木おおぎ川・板橋いたばし川・堀沢ほりさわ川などの小河川が小国川に注ぐ。もとは小国村として一村であったが、一七世紀半ば頃上・下に分村した。「伊達天正日記」のうち天正一七年(一五八九)四月二一日の野臥日記に「小国之郷」とみえ、当地に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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