日本歴史地名大系 「上平窪村」の解説 上平窪村かみひらくぼむら 福島県:いわき市旧平市地区上平窪村[現在地名]いわき市平上平窪(たいらかみひらくぼ)夏井(なつい)川中流左岸にあり、東は石森(いしもり)山を境に絹谷(きぬや)村、西は下小川(しもおがわ)村・中平窪村、南は下平窪村。もと平窪村のうちで、貞和四年(一三四八)五月一九日の沙弥某等連署遵行状(相馬文書)によれば、「岩城郡内平窪村除長江左衛門尉当知行分」を「木内次郎左衛門尉胤有代」に沙汰付けるよう相馬氏に命じている。康安元年(一三六一)一二月一五日の吉良治家免許状(国魂文書)によれば「岩城郡平窪・矢野目両村并国魂村内」の「神主知行分国衙正税以下年貢事」が免除されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報