上戸原村(読み)じようどはらむら

日本歴史地名大系 「上戸原村」の解説

上戸原村
じようどはらむら

[現在地名]会津高田町上戸原

赤沢あかさわ川右岸にあり、東は永井野ながいの村。村の北部台地上に館跡があり、天正(一五七三―九二)頃蘆名氏家臣の松本図書が住したという(会津古塁記)。その時の城戸(木戸)のあった原から村名ができたという。城戸原・浄土原とも記される。「新編会津風土記」は「ジヤウゴハラ」と訓じている。近世は会津領から寛永二〇年(一六四三)以降南山御蔵入領で、永井野組に属した。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では高一七四石余。文化一五年(一八一八)の南山御蔵入領組村高帳では高一九八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android