上手野村(読み)かみてのむら

日本歴史地名大系 「上手野村」の解説

上手野村
かみてのむら

[現在地名]姫路市上手野東夢前台ひがしゆめさきだい一丁目

飾西しきさい郡に所属。夢前川の流域に位置し、南は振袖ふりそで(蛤山)を挟んで西今宿にしいまじゆく村。慶長国絵図に「上手野」とみえる。江戸時代を通して姫路藩領。正保郷帳では田方九一石余・畠方四四石余。天保郷帳では高二〇五石余。天明元年(一七八一)の家数六五・人数三一七、牛二〇(蒲田組大庄屋文書)。文化三年(一八〇六)姫路藩主酒井忠実は手野村に砂糖製造所を設け、遠江国横須賀藩から専門職を招き、西村増蔵を勘定役とした(大正八年刊「姫路市史」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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