上横田町(読み)かみよこたまち

日本歴史地名大系 「上横田町」の解説

上横田町
かみよこたまち

[現在地名]静岡市横田町よこたまち日出町ひのでちよう

鋳物師いものし町から南東に続く東海道の両側町。南東に院内いんない町・猿屋さるや町を挟んで下横田町がある(以上、町方絵図)当地一帯は古代安倍あべ横太よこた(和名抄)、および「延喜式」兵部省駅伝馬条にみえる横田駅の所在地に比定される(駿河志料)。天文一三年(一五四四)九月二八日、今川義元は海老江弥三郎に「府内横田居屋敷」を安堵しており(「今川義元判物」海老江文書)、これは当地のものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android