駿府町鑑
すんぷまちかがみ
一冊
成立 未詳
写本 東京国立博物館
解説 史料の前半が駿府における町方火消体制、後半に年行事の勤方などが記されている。本来、町方火消についてとりまとめられた史料に、それを借受けた人物がその他の部分を加筆して写しおいたものである。駿府町方火消は東西の蛇目組・輪違組・軍配組・太鼓組・井筒組の計一〇組と斧組に分けられ、七二町が負担した。文政四年に設置された百人組合火消についての記述もみえる。資料の冒頭に駿府町奉行牧野采女の名がみえることから、町方火消についての部分は文政四年から同一一年の間に書かれたと考えられる。
活字本 「静岡県史」資料編一〇
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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