日本歴史地名大系 「上檜沢村」の解説 上檜沢村かみひざわむら 茨城県:那珂郡美和村上檜沢村[現在地名]美和村上檜沢南北に標高約四〇〇メートルの山があり、緒(お)川は村の中央で七内(ななうち)川を合せ、流れを南へそして東へと変え蛇行する。東は下檜沢村。「大日本地名辞書」の耕山寺の項に「赤水考云」として文永四年(一二六七)佐竹長義が道元の弟子詮慧を迎えて「檜沢村」に陽雲(よううん)寺を開いたことが記される。また天正一八年(一五九〇)七月二九日の佐竹義宣書状(「秋田県史」所収)にも「檜沢」村の名がみえ、文禄五年(一五九六)の御蔵江納帳(秋田県立図書館蔵)には「ひ沢」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by