上沖村(読み)かみおきむら

日本歴史地名大系 「上沖村」の解説

上沖村
かみおきむら

[現在地名]龍野市誉田町上沖ほんだちようかみおき

下沖村の北に位置し、揖東いつとう郡に属する。西は揖保いぼ川の旧流路を隔てて揖西いつさい山下やました村、東は高駄たかだ村。文禄四年(一五九五)五月吉日の揖保井堰絵図(岩見井組文書)岩見いわみ井に接して上沖とみえる。しかし慶長国絵図では上・下に分けず、「をき村」とのみ記される。寛永一三年(一六三六)の龍野領村々高辻帳(八瀬家文書)に上沖村とみえ、池田輝政による内検地高三五〇石、高二八九石余。江戸時代の領主の変遷は北龍野村と同じ。正保郷帳では田方二八六石余・畑方二石余。村高は幕末まで変わらない。宝暦年間(一七五一―六四)の龍野藩領分明細帳(矢本家文書)では反別は田方二〇町四反余・畑方三反余、本免五ツ八分、山札役銀八匁、家数三八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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