日本大百科全書(ニッポニカ) 「上海浦東国際空港」の意味・わかりやすい解説
上海浦東国際空港
しゃんはいぷーとんこくさいくうこう
Shanghai Pudong International Airport
中国の国際空港。上海の中心部から東へ約40キロメートルの浦東(ほとう/プートン)地区に位置する。上海新国際空港ともよばれる。1999年に開港。開港時には空港敷地面積約1200ヘクタール、長さ4000メートルの滑走路が1本。年間取扱い能力は利用旅客数は約2000万人、貨物量約75万トン、発着回数約12万6000回となっているが、拡大構想があり、将来的には総面積約3200ヘクタール、4000メートル滑走路4本、利用旅客数8000万人、貨物量500万トン、発着回数約32万回を目ざす。24時間運用。北京(ペキン)首都国際空港、広州(こうしゅう/コワンチョウ)新白雲(パイユン)国際空港とともに、アジア太平洋地域の代表的ハブ空港(拠点となる空港)として整備が進められている。上海市内からは、高速道路とリニアモーターカー「上海リニア」が通じる。
なお、上海市の西約13キロメートルに従来よりあった上海虹橋(ホンチャオ)国際空港Shanghai Hongqiao International Airportは、本空港開港後も存続しているが、2002年から国内線専用となった。虹橋空港とは高速道路で結ばれる。
[編集部]