上生講田(読み)じようしようこうでん

日本歴史地名大系 「上生講田」の解説

上生講田
じようしようこうでん

三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)の庄園目録に「五十二上生講田北円堂六丁六反大添上郡古市」とあり、同本文には「五十二上生講田古市迎福寺六町六反大」とみえる。これらによると、上生講田は興福寺大乗院領荘園であり、「北円堂」は預所と考えられる。関連して同抄には「後鳥羽院御願、(宸)筆瑜伽論検校号北円堂供、古市上生講田」とあり、後鳥羽院の立願に始まる瑜伽論講問の検校の料所であったことが知られる。その所在は現古市ふるいち町に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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