上真倉村(読み)かみさなぐらむら

日本歴史地名大系 「上真倉村」の解説

上真倉村
かみさなぐらむら

[現在地名]館山市上真倉

館山町の南東汐入しおいり川の左岸にある。近世の郷村帳類では真倉村のうちで高付された。天明二年(一七八二)の村明細帳(真倉区有文書)では高四八六石余、反別は田二四町三反余・畑一一町七反余、山役小物成永四〇八文などを含め納永一三貫三五三文余、納米一二一石余、津出しは館山浜を利用した。家数八七・人数四九四、牛一六・馬九。寛政五年(一七九三)の真倉村明細帳(島田家文書)によれば桂網地引網三帖運上永七五貫文などを含め納永八七貫九九六文、納米一〇九石余、家数六六・人数三四八。農業のほか山稼をし、牛二〇・馬一二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android