事典 日本の地域ブランド・名産品 「上総とんび」の解説
上総とんび[人形・玩具]
かずさとんび
長生郡一宮町で製作されている。上総地方の独特の形をもつ凧を上総とんびと呼び、昔は5月の節句の時にあげていた。一宮町の上総とんびは、竹で骨組みをつくって和紙を貼り、クジラのひげでうなりという音を出した。現在でも、昔ながらの凧絵の木版や下絵が、数多く保存されている。凧は、漁師が大漁の時に着る万祝という着物と同じ形になっているのが特徴である。千葉県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報