上総金鈴塚古墳(読み)かずさきんれいづかこふん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上総金鈴塚古墳」の意味・わかりやすい解説

上総金鈴塚古墳
かずさきんれいづかこふん

千葉県木更津市長須賀にある低地に築かれた古墳時代後期の前方後円墳。発掘時,後円部の大部分と前方部の一部を残すのみであったが,復元長軸 (前方部西南西) は 95mで,後円部に凝灰岩切り石積みの横穴式石室があり,内部に緑泥片岩の組合せ石棺木棺の床石をもっている。遺物は鏡,玉類,刀類,甲冑,刀子,鉄鉾,弭,鉄鏃,金鈴,垂飾具,耳環,馬具類,承盤付き鋺,台付き鋺,金銅製飾金具,青銅製葆,金糸,櫛,鉄斧,鉄釘,鎹,土師器須恵器人骨など約 400点が出土した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む