日本歴史地名大系 「上花園村」の解説 上花園村かみはなぞのむら 秋田県:仙北郡角館町上花園村[現在地名]角館町薗田(そのだ) 上花園北を玉(たま)川が西流し、東は白岩堂野口(しらいわどうのくち)村、西は下花園(しもはなぞの)村、南は釣田新田(つるたしんでん)村に接する。白岩岳(一一七七メートル)から流れる斉藤(さいとう)川が村の中央を西流し玉川と合流する。正保二年(一六四五)の差紙(白岩郷土史)に「同(仙北郡)北浦、花園野谷地」とある。同四年の出羽一国絵図に花園村五二八石とあるが、下花園村分を加えた高である(「出羽国秋田領変地其外相改候目録」県立秋田図書館蔵)。享保八年(一七二三)の仙北郡郡村本村支村御高調帳(秋田県庁蔵)によれば、上花薗村は総称名で、当高合計一五八石余、支郷は志(し)た村三軒、荒田(あらた)村三軒、荒田上(あらたかみ)村三軒、いかめし村二軒、斎藤川(さいとうがわ)村三軒とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報