上蔵番町(読み)かみくらばんまち

日本歴史地名大系 「上蔵番町」の解説

上蔵番町
かみくらばんまち

[現在地名]上越市なか町一丁目・南新みなみしん

横春日よこかすが町の西、北国街道から分れて新井あらい(現新井市)方面へ向かう道に沿い、単に蔵番町ともいう。正徳年間(一七一一―一六)の高田町各町記録(榊原家文書)に「上蔵番町ト申名、先年越後守様御代ニ御年貢蔵有之候故か蔵番町と申伝候哉と奉存候」とある。松平光長(越後守)時代の城下図(浅野文庫蔵)をみると当町辺りはしん町と記され、東方勝願しようがん(のちの瑞泉寺)との間に米蔵が描かれる。光長改易後、米蔵のあった地域が町家地として開発され、新町と合せて上蔵番町とよばれるようになったものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む