瑞泉寺(読み)ズイセンジ

百科事典マイペディアの解説

瑞泉寺【ずいせんじ】

富山県井波(いなみ)町(現・南砺市)にある真宗大谷派の寺。井波別院とも。1390年本願寺5世綽如(しゃくにょ)が創建,後小松(ごこまつ)天皇の勅願所となったという。戦国期越中の一向一揆(いっこういっき)の頭目であったが,1581年佐々成政に攻められ陥落。井波城とされた。その後羽柴秀吉(はしばひでよし)の取立てで井波に還住した准秀が1613年現在地に復興した。紙本墨書綽如上人勧進状と後花園天皇宸翰は重要文化財。

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世界大百科事典 第2版の解説

ずいせんじ【瑞泉寺】

神奈川県鎌倉市にある臨済宗円覚寺派の寺。山号は錦屛(きんぺい)山。開山は夢窓疎石,開基は二階堂道蘊,中興開基は足利基氏で1327年(嘉暦2)開創。本尊は地蔵菩薩。1633年(寛永10)の《五山之目録》には関東十刹に記されているが,1786年(天明6)《鎌倉五山円覚寺本末帳》には十刹2位の円覚寺塔頭(たつちゆう)黄梅(おうばい)院の所属になっており,寺領も円覚寺寺領の配分となり,円覚寺塔頭に準ずる扱いとなっている。

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大辞林 第三版の解説

ずいせんじ【瑞泉寺】

鎌倉市二階堂にある臨済宗円覚寺派の寺。山号、錦屛山。1327年夢窓疎石の開創。鎌倉公方足利基氏の尊崇あつく、その墓所となる。
富山県南砺市井波にある浄土真宗大谷派の寺。井波別院。本願寺五世綽如しやくによの開創と伝える。一五世紀末の一向一揆いつきの中心。
京都市中京区木屋町通にある浄土宗西山派の寺。山号、慈舟山。開山は立空桂叔。1611年豊臣秀次の菩提を弔うため角倉了以が創建。

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