上行大動脈(読み)ジョウコウダイドウミャク(その他表記)ascending aorta

デジタル大辞泉 「上行大動脈」の意味・読み・例文・類語

じょうこう‐だいどうみゃく〔ジヤウカウ‐〕【上行大動脈】

大動脈うち左心室を出て胸腔内を上方へ向かう部分をいう。第2肋軟骨の高さで大動脈弓となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上行大動脈」の意味・わかりやすい解説

上行大動脈
じょうこうだいどうみゃく
ascending aorta

大動脈のうち,左心室の大動脈口 (半月弁のあるところ) から上行して腕頭動脈基部にいたる部分をいう。その初部は大動脈球と呼ばれ,やや膨大しており,ここから左右冠状動脈が出る。上行大動脈は大動脈弓を経て下行大動脈につながる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android