日本歴史地名大系 「上裏町・下裏町」の解説 上裏町・下裏町かみうらちよう・しもうらちよう 長崎県:下県郡厳原町府中城下宮谷町上裏町・下裏町[現在地名]厳原町田淵(たぶち)・大手橋(おおてばし)宮谷(みやだに)町のうち馬場筋(ばばすじ)通の西側にあたる。府中商人町二四ヵ町の一つ。上裏町が茶屋(ちやや)町(茶店町)とも称されるのは(津島紀事)、万治年間(一六五八―六一)頃から成相(なりあい)観音の参道として「六十人見せ店を仮に出し、色々の品を売りし事」に由来するという(楽郊紀聞)。延宝四年(一六七六)の屋敷帳(宗家文庫文書)に「馬場東裏町」とあり、裏町西側町一五軒・裏町東側町二五軒。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報