上谷本村(読み)かみやもとむら

日本歴史地名大系 「上谷本村」の解説

上谷本村
かみやもとむら

[現在地名]緑区上谷本町・いち町・下谷本しもやもと町・藤が丘ふじがおか一―二丁目・柿の木台かきのきだい・もえぎ・たちばなだい一丁目・桜台さくらだい・みたけだい

北は谷本川を境に上鉄かみくろがね村、東は市ヶ尾村、南は下谷本村、西は恩田おんだ村・成合なりあい村・鴨志田かもしだ村と接する。川沿いに平地があるが、おおかたは丘陵に谷戸が入込んでいる。「風土記稿」には、池ノ谷・東谷・たいしの谷・西行谷・うは谷・番匠谷・尾ノ尻・尾崎・島根などの小名を載せる。南部を矢倉沢やぐらさわ往還が市ヶ尾村から入り、下谷本村境を経て恩田村へ抜ける。元禄郷帳・天保郷帳には「上矢本村」と記す。

慶長二年(一五九七)旗本倉橋領と幕府直轄領の二給、元和三年(一六一七)に幕府直轄領が旗本渡辺領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android