上里外村(読み)かみりんげむら

日本歴史地名大系 「上里外村」の解説

上里外村
かみりんげむら

[現在地名]佐賀市西与賀町にしよかまち大字厘外りんげ

西は本庄江ほんじようえ、南は高太郎たかたろう村や上飯盛かみいさがい村、東は鹿子かのこ村の正里しようり本庄ほんじよう村の高柳たかやなぎ西寺小路にしてらくうじに接するクリークの多い水田地帯。本庄江には厘外津や今津いまつなどの津が発達していた。

慶長絵図には「里外」として「高二千六百十八石二斗二升二合」と記されている。「厘外」と書くのは江戸後期になってからと思われる。文化一四年(一八一七)の郷村帳には厘外東分村(高柳・平松・野田・宮ノ丁)、厘外西分村(中村・中島・八竜)と記されている。佐賀本藩の蔵入地。村内に山本常朝の師湛然を開山とする曹洞宗楊柳ようりゆう寺などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む