上野 朝太郎(読み)ウエノ アサタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「上野 朝太郎」の解説

上野 朝太郎
ウエノ アサタロウ


職業
能楽師(観世流シテ方)

肩書
能楽協会大阪支部長

資格
重要無形文化財総合指定保持者(能楽)

生年月日
大正8年 7月15日

出生地
大阪

経歴
関西の観世流の名門・上野家に生まれる。大正11年4歳で初舞台。15年で初シテ。以来二百番を超す恵まれた舞台をつとめた。昭和38年に交通事故で左足をヒザ下から切断したが、その後も義足をつけて意欲的な舞台活動を続け、42年重要無形文化財総合指定を受けて日本能楽会会員となる。51年6月には渡欧能楽団の一員として海外公演にも参加した。

所属団体
日本能楽会

受賞
大阪芸術祭奨励賞〔昭和22年〕

没年月日
昭和59年 10月11日 (1984年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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