上開作(読み)かみかいさく

日本歴史地名大系 「上開作」の解説

上開作
かみかいさく

[現在地名]宇部市大字際波

厚東ことう川河口近くの右岸、旧東須恵ひがしすえ村字中野なかの沖合に築き立てられた干拓地。この地の干拓は安永年間(一七七二―八一)秋里治右衛門の開いた際波きわなみ村分の四町余の新田を初めとするが、上開作は天明二年(一七八二)毛利四郎左衛門が一七町余を干拓、新田としたものをさす。

「注進案」には

<資料は省略されています>

とある。開作地ははぜ土手までで、一ノ割から順に二十ノ割まで細長い地割が行われ、河岸に近いところは二十三ノ割までに区分されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 知行地

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む