上風(読み)ウワカゼ

デジタル大辞泉 「上風」の意味・読み・例文・類語

うわ‐かぜ〔うは‐〕【上風】

草木などの上を吹きわたる風。
「時雨うちして荻の―もただならぬ夕暮れに」〈少女

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上風」の意味・読み・例文・類語

うわ‐かぜうは‥【上風】

  1. 〘 名詞 〙 草木などの上を吹きわたる風。和歌では、「荻の上風」と熟して、荻の上を吹く風をいう場合が多い。
    1. [初出の実例]「秋はなを夕まぐれこそただならね荻の上かせ萩の下露」(出典:義孝集(974頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android