下露(読み)したつゆ

精選版 日本国語大辞典 「下露」の意味・読み・例文・類語

した‐つゆ【下露】

〘名〙 草木においた露。また、人が触れて、草木からしたたり落ちる露。《季・秋》
古今(905‐914)東歌・一〇九一「みさぶらひみかさと申せ宮木ののこの下露はあめにまされり〈みちのくうた〉」
源氏(1001‐14頃)野分「した露になびかましかばをみなへしあらき風にはしほれざらまし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「下露」の意味・読み・例文・類語

した‐つゆ【下露】

草木に置いた露。木や草から滴り落ちる露。 秋》上露うわつゆ
[類語]露霜朝露雨露あめつゆ雨露うろ夜露白露しらつゆ白露はくろ上露結露甘露

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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