上館跡(読み)かみだてあと

日本歴史地名大系 「上館跡」の解説

上館跡
かみだてあと

[現在地名]岩代町小浜 上館

小浜おばま集落の南方二キロほどにある比高五〇メートル余の丘陵上にある中世の城館跡。館跡の西麓を県道飯野いいの三春みはる栃本とちもと線が通る。上館は宮森みやもり城ともいう。「積達大概録」「積達古館弁」によると大内備前守斎義の居館。応永三年(一三九六)宇都宮氏広が城を築き、四本松しおのまつ城と称したと伝え、文明三年(一四七一)石橋義衡の臣大河内修理が宇都宮氏の旧城を修復して宮森城とよび、城下に小浜町を経営したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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