上高井村(読み)かみたかいむら

日本歴史地名大系 「上高井村」の解説

上高井村
かみたかいむら

[現在地名]取手市上高井

北相馬台地上に位置する純農村。北は貝塚かいづか村。建武三年(一三三六)一一月二二日の斯波家長奉書(相馬文書)に「下総国相馬郡」の「高井」の地名がみえ、相馬氏の所領であったことがわかる。

「廿三町村沿革」によれば寛永一九年(一六四二)より下総佐倉藩領、慶安三年(一六五〇)より佐倉藩主堀田正盛の三男正俊(のち古河藩主)領、寛文七年(一六六七)天領、同八年より酒井忠挙領、天和元年(一六八一)より天領、宝永五年(一七〇八)より旗本間部詮衡知行地、慶応三年(一八六七)より天領。「寛文朱印留」には堀田正俊領として「高井村」がみえているので、古くは下高井村一村であったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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